CUP法【用語辞書】

CUP法(Comparable Uncontrolled Price method/カップほう/独立価格比準法)は、移転価格の算定方法の一つであり、特に商品の販売においてよく使用される方法です。CUP法では、関連会社間の取引価格を決定する際に、他の独立した企業間で同様の商品やサービスが取引された価格(Uncontrolled Price)を参考にします。

 

具体的には、関連会社間の取引価格を独立した第三者が同様の商品やサービスを取引する際の市場価格と比較します。これにより、関連会社間の取引価格が市場価格と合致しているかどうかを評価することができます。

 

CUP法の利点は、他の移転価格算定方法に比べて市場データを利用するため、市場に近い価格を算定できる可能性が高い点です。また、税務当局に対しても市場データを提出することで、移転価格の説明がしやすく、税務上のリスクを低減することができる場合があります。

 

ただし、CUP法は適用する市場データを見つけることが難しい場合があり、特に特殊な商品やサービス、限られた市場での取引が行われているときには、比較対象となるデータを見つけることが困難になります。また、取引条件が異なる場合や比較対象が限られている場合には、正確な移転価格を算定することが難しいこともあります。

 

反対に、内部CUPというグループ内の比較対象データを見つけることは容易であるため、グループ間取引価格と第三者への取引価格について異なる価格設定を行っている場合には注意が必要です。

 

CUP法を適用する際には、市場データの入手可能性や適用可能性を慎重に評価する必要があるため、企業は移転価格の算定方法を選択する際に、自社の取引条件や市場状況などを十分に考慮し、専門的な税務アドバイザーの意見を仰ぐことが重要です。

 

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CUP法の要件及び意義

CUP法の長所及び短所