コラム

 
       
CATEGORY

国際税務

  • 2023年10月12日

CUP法【用語辞書】

CUP法(Comparable Uncontrolled Price method/カップほう/独立価格比準法)は、移転価格の算定方法の一つであり、特に商品の販売においてよく使用される方法です。CUP法では、関連会社間の取引価格を決定する際に、他の独立した企業間で同様の商品やサービスが取引された価格(Uncontrolled Price)を参考にします。   具体的には、関連会社間の取引 […]

  • 2023年10月12日

独立企業原則【用語辞書】

独立企業原則(Arm’s Length Principle)は、移転価格において重要な概念であり、関連会社間の取引において価格や条件を設定する際の原則です。この原則は、関連会社間の取引において公正な価格を確保し、税制上の不正な利益移転を防止することを目的としています。   関連会社間の取引では、通常の市場価格とは異なる価格や条件が設定される可能性があります。親会社が定める任意 […]

  • 2023年10月5日

税務調査の指摘パターンでみる「国外関連者に対する寄附金」

皆様こんにちは、JGA税理士法人/税理士の片瀬です。今回のコラムは、税務調査の指摘パターンでみる「国外関連者に対する寄附金」です。   Google Search Console(GSC)で確認しても「国外関連者 寄附金」での検索/表示が非常に多く、私のコラムの人気記事も第一回目の調査での指摘の多い項目「国外関連者に対する寄附金」についてです。「国外関連者に対する寄附金」はウェブ検索が頻 […]

  • 2023年9月13日

税金が多額になるケース~価格設定に注意!~

皆さんこんにちは。JGA税理士法人/税理士の片瀬です。今回のテーマは、「税金が多額になるケース~価格設定に注意!~」です。国際税務シリーズとして、以前投稿した下記のコラムにて、日本及び海外の税務調査で指摘が非常に多い項目(指摘件数が多い項目)を解説いたしました。   「調査での指摘の多い項目「国外関連者に対する寄附金」について」 「5分でわかる国外関連者に対する寄附金~税務調査でのポイン […]

  • 2023年9月11日

駐在員の税務~海外と日本どちらで税金を支払えばよいの?~

皆さんこんにちは。JGA税理士法人/税理士の片瀬です。今回のテーマは、「タイと日本のどちらで税金を支払うか」についてです。タイでビジネスを行っているにも関わらず、日本の健康保険や年金を残したいと日本でも給与を受け取っていませんか。例えば日本の銀行口座にも貯金をしたいので、日本での受取分を少し増やしていませんか。タイで働いているのに日本で給与を受け取るというのは実は税務的にはとても不思議なことなんで […]

  • 2023年8月29日

海外税務調査~指摘される赤字事業年度の親会社への各種支払~

皆様こんにちは、JGA税理士法人/税理士の片瀬と申します。今回のコラムは「海外税務調査で一番指摘されるもの~赤字事業年度の支払~」です。 以前執筆した「5分でわかる国外関連者に対する寄附金~税務調査で追徴されるケースが多すぎる~」や「調査での指摘の多い項目「国外関連者に対する寄附金」について」では、日本側での税務調査において細心の注意を払う項目(日本で最も指摘が多い項目)を書きましたが、今回は海外 […]

  • 2023年8月23日

国際税務~税務調査で寄附金として指摘さるケースが多すぎる~

皆様こんにちは、JGA税理士法人/税理士の片瀬と申します。 今回のコラムのタイトルは「5分でわかる国外関連者に対する寄附金~税務調査で追徴されるケースが多すぎる~」です。以前執筆した「調査での指摘の多い項目「国外関連者に対する寄附金」について」に反響があったので、今回は更に分かりやすく、ポイントを絞って記載してみます。 全部読むのに5分かかりません。ポイントだけを記憶してもらえればと思います。是非 […]

  • 2023年3月27日

帰国した年度の確定申告

こんにちは。税理士の片瀬です。 今回は帰国した年の確定申告についてです。帰国するまでの非居住者期間については、日本国内で発生した「国内源泉所得」のみの課税となり、帰国したあとの居住者期間については、日本国内外で発生したすべての所得「全世界所得」の課税となります。 つまり、非居住者期間における、海外勤務に基づき支給される給与は国外源泉所得であるため、日本国内で課税されることはありません。※ただし、役 […]

  • 2023年3月27日

海外赴任時の税金滞納パターン~予定納税に注意~

こんにちは。税理士の片瀬です。 では国外転出時に最も滞納が多いパターンはどのようなものでしょうか。 これは、ずばり「予定納税義務者」です。※予定納税分を転出時に含めないで確定申告・納税を行うパターンが非常に多いので注意が必要です。 【予定納税義務者】 ①給与所得以外に所得がある者 ②給与所得者であっても給与外所得の確定申告をする方 ③給与所得が2,000万円を超える方 ④ ①~③のうち、予定納税基 […]

  • 2023年3月27日

赴任した翌年度以降の確定申告

こんにちは。税理士の片瀬です。前回お伝えした赴任した年の確定申告は想像以上に難しいものでした。今回は赴任した翌年以降の確定申告について簡単にお話しできればと思います。 【赴任した翌年以降の確定申告】 赴任した翌年以降は、「(総合課税の対象となる)特定の国内源泉所得」の金額がある場合には、日本において確定申告をしなければなりません。 具体的には、その年1年間に生じた「特定の国内源泉所得」の金額が基礎 […]